こんにちは。
この記事は、職場のハラスメント(いじめ・いやがらせ)予防対策をテーマにお送りいたします。
一昨年辺りから企業内ハラスメントの予防研修の依頼を受ける頻度が増えてきております。
中小企業の経営者様や人事担当者様も、身近な問題として捉えていらっしゃる方が多くなってきているのではないでしょうか?
そこで、ハラスメメントの発生状況と発生要因、中小企業において具体的に取り得る予防策について書かせて頂きました。
是非ご一読ください。
ハラスメントといっても職場内で起こるものは、異性間で起こるセクシャルハラスメントや優越的な立場を利用して起こるパワーハラスメント、社員同士の無視やいじめといったモラルハラスメント、妊娠・出産を理由に起こる嫌がらせといったマタニティハラスメントなど多岐に渡ります。
ハラスメントの発生状況
まずは下記の発生状況のグラフをご覧ください。
個別労働紛争の相談案件別推移のデータに着目すると、他の相談案件に比べ、ハラスメントの発生頻度が多いことがわかります。

ハラスメントの発生要因
このようなハラスメント問題が起こる要因について、私が今までに頂いた労務相談の経験を基に分析すると、主に2つの要因が上げられます。
一概にはいえませんが、例えば現在40代以上の世代が育ってきた家庭環境や学校、企業では、親や先生、上司・先輩との関係において、今の20~30代の若い世代と比べて上下関係が厳しい傾向がありました。
上の立場の人が下の立場の人に対して高圧的であったり、成果重視の文化の中で厳しい要求を求められてきた人も多い世代です。
そのような環境で育ってきていない若い世代からすると、40代以上の世代の価値観は受け入れ難く、ハレーションを起こしてしまう傾向があります。
1.に関連することですが、
自分たちの世代では当然だった、当たり前だったという認識があるため、加害者自身に特段ハラスメントをしているという自覚がないケースが少なくありません。
その“自覚のなさ”が問題を引き起こし、結果として問題の影響を長期化させているように思います。
中小企業におけるハラスメント予防対策
では、中小企業がそのような問題を予防するため、どのような対策が有効でしょうか?
主な対策は3つです。
1.従業員への教育研修
2.相談窓口の設置
3.定期的なアンケート実施
1.従業員への教育研修
先程、ハラスメントの要因として挙げた世代間ギャップや、「ハラスメントを行っている自覚がない」という点は、大きな原因の一つです。
そのため、教育研修を通じて、ハラスメントの定義や具体的な事例、そして企業に与える影響について理解を深める機会を設けることをお勧めします。
また、管理職の方に対しては、実際にハラスメントが発生した場合の適切な対応策について学ぶことも重要です。
2.相談窓口の設置
ハラスメントが起きた時、誰に相談すればよいか明確に定めて、職場内で周知しておくことが必要です。
その際、相談窓口となる人は複数置きます。
この人には相談しやすい、しづらいといったことが起こり得るためです。
さらに重要なのは、相談窓口への適切な人員の配置です。
相談窓口には職場の多くの人から信頼され、相談があった時に相談者の話を否定せず、傾聴し、共感を示せる人が望ましいです。
3.定期的なアンケート実施
定期的な職場環境や労働条件の満足度、リクエスト調査と併せてハラスメントをここ1年で受けていないか、他の人が受けていないかといったアンケート項目を追加し、実施することをお勧めします。
ハラスメントはどこの職場でも、誰でも引き起こす可能性がある問題です。
例えば、自動車の免許更新の研修のように定期的な学習の機会を設けることが予防効果を高めます。
弊所でも、企業向けのハラスメント対策研修を請け負っております。
必要な企業様がいらっしゃいましたら是非お問い合わせください。
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お読み頂き、ありがとうございました。



